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「化学遺産って? ビタミンB1を発見した鈴木梅太郎博士に!」
――ハセ博士のヘルシー情報最前線(323)

化学遺産とは、近代日本の化学分野における革新的な発見に関する資料などを認定し、次世代に「遺産」として受け継いでいくことを目的とし、日本化学会が認するものです。

今年度のこの化学遺産に、世界で初めてビタミンの概念を提唱した鈴木梅太郎博士の研究資料など7件が化学遺産に認定されました(2012年3月)。

認定を受けたのは鈴木博士の直筆ノートやビタミンB1の結晶などで、鈴木博士が在籍した理化学研究所などに保管されているものです。

また、東北大などで教授を務め、漆の主成分の分子構造を解明した真島利行博士が使用していた研究用機械や、アロン化成が保存する初期の国産塩化ビニール管なども同時に認定されたそうです。

ちなみに過去、化学遺産として認定されたものとしては、昆布のうまみ成分である具留多味酸(グルタミン酸)の粉末なども選定されています。

このグルタミン酸の粉末は東京大学(旧・東京帝国大学)教授の池田菊苗が1908年に初めて抽出したもので、小瓶に入れられて味の素の博物館に保存されているそうです。

いずれの発明発見も我々日本人の誇りなのですが、特にサプリメントや栄養素の分野で日本人の貢献が大きい事はうれしい限りです。

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。

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