アンチエイジングニュース

「慢性の痛みに対処するには」
――ハセ博士のヘルシー情報最前線(314)

日本人5千人を対象にした健康調査を基にした試算によると、病気による労働生産性の低下で年間3兆3600億円の経済的損失があったそうです(在日米国商工会議所(ACCJ)。2011年11月25日)。

その原因は、肩や腰などの慢性的痛みや片頭痛とうつ病など精神疾患が二大要因ということです。

そこで、今日は慢性疼痛についての話題をお送りします。

慢性的疼痛は患者さんのQOLを著しく損なうため、まずはこの痛みを取り除くことが重要となります。

米国クリーブランド・クリニック(オハイオ州)によると、積極的に行動することがこのような疼痛管理に有用であるとし、次のような指針を発表しています。

1)自分の状態をできる限り理解し、学んだことについて
 医師と話し合う。

2)1日の中で、運動、休憩、リラクゼーションの時間を
 スケジュールに入れる。

3)深呼吸やその他のストレス管理法を実行する。

4)自分に無理強いをしない。

5)自分は頑丈であるなど、ポジティブなことを自分自身に
 言い聞かせる。

6)アルコール摂取を制限し、禁煙する。

7)慢性疼痛と共に生活している人のサポートグループに参加する。

慢性的な疼痛で悩んでおられる方は、身体的にも精神的にも本当につらい日々をお過ごしのこととお察し申し上げます。一日も早い回復をお祈りいたします。

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。現在は製薬企業で研究に従事している。

  • facebook Share
  • Tweet
  • LINE

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう
最新記事をお届けします

カテゴリ一覧