アンチエイジングニュース

「妊婦さんへ:死産を防ぐには」
――ハセ博士のヘルシー情報最前線(308)


妊娠さんが体の左側を下にして眠ると、死産のリスクを下げることができるそうです。

これはニュージーランドの研究グループが、英国医師会誌BMJに報告したものです。

研究では、妊娠28週以降に死産を経験した女性155人を対象に聞き取り調査を行い、正常に妊娠出来た女性310人と比較しました。

その際、妊娠最終月、最終週および死産が発生した日の睡眠時の姿勢、いびき、日中の眠気、昼寝の習慣、睡眠時間、夜間に何回起きたか等も尋ねました。

その結果、体の左側を下にして寝ている女性では死産の発生率が1000人当たり1.96人であったのに対し、仰向けまたは右側を下に寝ていた女性では3.93人と、死産の発生リスクが2倍になっていることがわかりました。

また、夜間に起きる回数の少ない人の方が、頻繁に起きる妊婦さんに比べ、死産のリスクが高いことも明らかになりました。

更に、昼寝の習慣のある人やあまりに長時間睡眠する妊婦さんも、死産のリスクが高まっていました。

以上の結果から、体の左側を下にして寝る方が胎児、子宮および胎盤への血液の流れが良くなるため、死産のリスクが低下するとしています。

せっかく授かった子宝、元気なお子さんをお生みになってくださいね。

参考文献: Tomasina Stacey et al. ( University of Auckland, New Zealand) June 14, 2011, British Medical Journal, online

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。現在は製薬企業で研究に従事している。

  • facebook Share
  • Tweet
  • LINE

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう
最新記事をお届けします

カテゴリ一覧