アンチエイジングニュース

「低脂肪食は、卵巣がん抑制に有効」
――ハセ博士のヘルシー情報最前線(298)

本屋さんに行くと、低脂肪食の効果について書かれた本を沢山見かけます。

さて今回、低脂肪食が卵巣がんのリスクを下げるとの報告がありましたので、お知らせします。

米国フレッド・ハチソンがん研究所が米国立がん研究所の機関誌に発表したものでは、脂肪摂取を減らし、野菜や果物を増やした食事を継続すれば、卵巣がんの発生リスクを大幅に抑えられるとしています。

この研究は約5万人の中高年女性が対象にしたものですが、このうち約2万人に対し、食事の脂肪比率をカロリーベースで従来の平均35%から半分に減らすよう指導し、その後の卵巣がん発生率を調べました。

その結果、指導を受けたグループは、食事での脂肪の比率を平均24%削減に成功し、さらにこれらの人では4~8年後の卵巣がん発生率は、従来通りの食事を続けたグループより40%も低下していたそうです。

なお乳がんについても、以前実施した同様の調査で低脂肪食を続けると発生率は9%減少するとされています。

この様に脂肪分をなるべく摂らないようにすると、心臓や血管などの循環器系の健康を保つだけでなく、がんのリスクも低下するのに役立ちそうです。

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。現在は製薬企業で研究に従事している。

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