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「乳がん検診:よいとわかっていても受診せず」
――ハセ博士のヘルシー情報最前線(293)

乳がん検診:よいとわかっていても受診せず最近、乳がんに罹る女性が増え続けており、今や女性の20人に1人が乳がんになるといわれています。

早いうちに発見すれば比較的予後が良いのですが、
そのためには検診を受けて早期発見することが第一です。

しかしながら、30~50代女性のほとんどが乳がん検診を受けたいと考えているのにもかかわらず、実際には半数近くが受診していない実態が明らかになりました。

これは、製薬会社のアストラゼネカ社が行った調査結果で分かったもので、「マンモグラフィは痛そう」というのがその理由だそうです。

実際、検診を1度も受けていない女性は、体に異変がない限り受診の必要性を感じにくく、医療機関を訪れる何らかのきっかけが必要と結論されています。

同社が2008年10月に開催した乳がん啓発イベントブースを訪れた女性を対象にアンケート調査したもので、30代~50代748人の回答結果が集計されています。

それによりますと、乳がん検診について「受けたことがあり、また受けたい」「受けたことはないが、受けたい」と回答した肯定派は723人で、全体の96.6%を占めたそうです。

一方、「受けたことはあるが、もう受けたくない」は9人、「受けたことはないが、受けたいと思う」は16人と少数でした。

「受けたことはないが、受けたい」と回答した人にこれまで受診しなかった理由を尋ねたところ、トップは「診療時間中に行くことが困難だから」(17.1%)で、次いで「マンモグラフィは痛そうだから」(16.8%)、「自分が乳がんになると考えたことがなかったから」(16.5%)と続いていたそうです。

「乳がんは勇気に弱い」というのは、乳がん撲滅のピンクリボン・キャンペーンのスローガンですが、早期発見・早期診断・早期治療には正しい知識と「勇気」が必要ですね。

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。現在は製薬企業で研究に従事している。

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