アンチエイジングニュース

「男も乳がんになる」  ――ハセ博士のヘルシー情報最前線(278)

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3月11日(金)の東北地方太平洋沖地震により、
被害を受けられました皆様に心からお見舞い申し上げます。
一日も早く復旧をされますよう、お祈り申し上げます。
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さて、今日は「男性も乳がんになる」という話題です。
男性の乳がん乳がんの患者さんは、国内でも年々増加しており、
日本人女性の場合、25人~30人に1人(欧米は8~10人に1人)とされています。
乳がんといえば女性特有のものと考えがちですが、実は男性も1000人に1人くらいの頻度で発生します。

そこで今回、米人気ロックバンドKISSの元ドラマー、ピーター・クリスさん(63)が、”男性も乳がんにかかる恐れがあると注意を呼び掛けている”という話題をご紹介します。

クリスさんは2007年、左胸のしこりに気付いて医師に診断してもらいました。
医師らは当初、良性腫瘍だと見なして2008年2月に除去手術を行ったのですが、組織を分析すると乳がんであることが判明し、改めて同3月に乳がんの除去手術をおこなったのだそうです。

現在、ほぼ完治したクリスさんは、「診断された当初、信じられなかった。真っ暗闇の中にいた。」と当時を振り返っています。

米国立がん研究所によると、今年1年間に米国で乳がんと診断される女性は19万2370人で、うち4万170人が乳がんにより死亡すると予想しています。
また、男性の発症者は1910人で、死者は440人になる見込みだそうです。

このように、乳がんにかかるのは圧倒的に女性が多いのですが、男性の乳がんはあまり知られていないため、発見が遅くなり、手遅れになることが多いようです。

さて、このところ乳がんが増えている原因の一つに、食事の欧米化があります。
実際、中国人を対象とした研究で、西洋食を多く摂る人に乳がんの発症率が高いことが明らかになっていますので、ご注意下さい。

そして男性の皆様も、胸にしこりを感じたら、乳がんの可能性も考えて、専門家にご相談されますよう。

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。現在は製薬企業で研究に従事している。

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