アンチエイジングニュース

「早漏防止用スプレー」
――ハセ博士のヘルシー情報最前線(264)

早漏症の定義は、性行為の際に挿入後の1分以内に射精が起こってしまう症状を言います。
米国では18歳~59歳までの男性の1/3が早漏症で悩んでおり、その数は勃起不全障害(ED)の2倍に上るとされています。
その原因としては、精神的なものから機能過敏症まで様々なものが考えられています。
早漏症は男性の自信を失わせるだけでなく、パートナーの女性の不満感を募らせ、二人の生活全般にも悪い影響を与えてしまいます。
そのため、その治療は重要な課題とされており、様々な取り組みがなされています。

さて今回、早漏の防止用のスプレーの開発がおこなわれ、その有効性が確認されたというニュースです。

これはSan Diego-based Sciele Pharma社が、以前ヨーロッパで行った結果が再確認されたとして、北アメリカ・性医学年会で報告したものです(2009年11月)。

このスプレーは、世界で最も広く使用されている局所麻酔剤のリドカインとプロカインからなるPSD502と呼ばれるもので、性交の直前に男性のペニスの亀頭部分に吹きかけるものだそうです。

今回、カナダ、ポーランド、及びアメリカの男性を対象にして調べたところ、性交の約5分前にスプレーすることにより、プラセボ偽薬を使用した場合に比べて、射精までの時間を5倍に延長出来ることが明らかになりました。
さらに、このスプレーを受けた男性、およびパートナーも性的満足度が大幅に改善したということです。

この研究に携わった南フロリダ性医学研究センターのStanley E. Althof教授は、この新薬のPSD502は、早漏で悩む男性やそのパートナーの生活全般を改善する治療薬であり、近く米国食品医薬品局FDAに製造承認申請を行うと述べています。

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。現在は製薬企業で研究に従事している。

  • facebook Share
  • Tweet
  • LINE

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう
最新記事をお届けします

カテゴリ一覧