アンチエイジングニュース

「ブレスレットは関節炎に効果なし」
――ハセ博士のヘルシー情報最前線(256)

マグネットや金属が入ったブレスレットは、関節炎の痛みや筋肉のコリの緩和にはほとんど役立たないことが明らかになりました。
私の周りにも、このようなブレスレットをしている人がたくさんいますが、その人にどう伝えたらよいか…。
これはニューヨーク大学保健学部Stewart Richmond氏らが、補完代替医療関連医学誌journal Complementary Therapies in Medicine (2009, October 
Issue)に報告したものです。

研究ではマグネット入りの腕輪2種、マグネットの入っていない製品1種、金属の銅が入ったブレスレット1種を、変形性関節症の患者さん45名に、16週間使用してもらいました。

その結果、痛み、コリ、生理的機能などに対しては、マグネット入りのブレスレットをつけていても、マグネットが入っていないものや銅が入っていないものと同じ程度の効果しか示さないことがわかりました。

研究者によると、このようなブレスレットをつけることによる効果は、単に心理的なプラセボ作用によると結論されています。
そして、この結果を元に関節炎の支援団体は、特にこれらの製品を購入するのはあまり科学的な知識のない高齢者が多いので、このような療法にお金の無駄づかいしないようにと警告しています。

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。現在は製薬企業で研究に従事している

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