アンチエイジングニュース

「睡眠不足は、男性よりも女性のほうが危険大。」
――ハセ博士のヘルシー情報最前線(253)

猛暑が続いていますが、あまりの暑さに夜は、よく眠れていないのでは?
この暑さに耐えるためにも、睡眠時間は充分に取って下さい。

睡眠とアンチエイジングさて、睡眠不足だといろいろな問題が発生しますが、その影響は男性に比べて女性のほうが大きい、という話題をご紹介します。

1日8時間の睡眠時間を取れない女性は、男性よりも心臓関連の疾患のリスクが高いことが明らかになったそうです。これはワーウィック医科大学のMichelle Miller准教授らのグループが、米国睡眠学誌Sleep (2009, July 1 Issue)に報告したものです。

研究では1985年から1988年にロンドン大学病院を受診した4,600人の白人(年齢は、35-55歳)について、その後の調査をおこないました。
これらの人の炎症マーカーと睡眠について追跡調査したところ、冠状動脈性心臓病に関係したたんぱく質マーカーのインターロイキン6(IL-6)の値が、8時間睡眠する女性のほうが7時間以下の睡眠時間の女性よりも大幅に低いことが明らかになりました。
また逆に、循環器系疾患のマーカーで、組織の損傷や炎症、感染症に反応して放出される物質である、C反応性タンパク質(CRP)が顕著に高くなっていたそうです。
そして結論として「短期間睡眠が不足すると炎症マーカーの値が高まり、心臓関連の疾病にかかりやすくなる」と警告しています。
なお、このような睡眠不足による炎症マーカーへの影響は女性に限られており、男性では見られなかったそうです。

ということですので、女性は特に充分な睡眠を心がけられますよう・・・

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。現在は製薬企業で研究に従事している

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