アンチエイジングニュース

「携帯電話ヒジ」
――ハセ博士のヘルシー情報最前線(249)

携帯電話ヒジ」って聞いたことがありますか?

携帯電話をいつも使用している人が、シビレ、チクチク感や痛みがヒジの部分に発生するもので、肘部管症候群の一つです。

以前「ニンテンドー・おやゆび」症、「ギター手首」症といった腕や手の障害がありましたが、今回は「携帯電話ヒジ」といわれる、新しい肘部管症候群の患者さんが急激に増えているというニュースをご紹介します。

この報告はCleveland Clinic Journal of Medicine (2009, May issue)に、
クリーブランド病院研究センターのPeter J. Evans博士らが報告したものです。
肘部管症候群は、前腕などのヒジの内側の骨にそって走っている尺骨神経が圧迫
されることにより発生
します。

今回の携帯電話ヒジは、携帯電話を使用しすぎることによって起こると考えられ、長時間握り締めることなどにより発生するようです。
特に話し中では、ヒジを曲げ続けているために、ヒジの血管や神経が圧迫されて血流が悪くなったり、神経の反射が悪くなったりするとされています。
そしてその症状が進むと、筋力や神経が低下し、字を書いたりタイプを打てなくなることもあるようです。
さらにそれが慢性化してしまうと、薬指や小指が奇形となる可能性があるということ
ですので、バカには出来ません。

このような症状を予防するには、あまり長時間にわたり長電話をしないこと、
ときどき携帯を持つ手を替えるヒジを伸ばすなどの運動をするとよいそうです。
また、そのような症状が出た場合には早めに医師に相談することが重要とのことです。

最近の携帯電話の使い放題サービスなどが遠因となり、ついつい長電話になってしまい
ます。皆様、お気をつけください。

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。現在は製薬企業で研究に従事している。

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