アンチエイジングニュース

「蜂の毒は関節炎に効く」
――ハセ博士のヘルシー情報最前線(248)

ミツバチの毒を関節炎の治療に用いる民間療法があります。
以前住んでいたところには生きたミツバチの針を膝などに突き刺し、毒素を注入するという治療を行っている所がありました。
友人の話によると、結構その治療が有効とのことでしたが…。

さて所変わって、ニュージーランドのある製薬会社が、関節炎の痛みを緩和するためにミツバチの毒を利用した薬をヨーロッパに販売するというニュースをご紹介します。

この薬を販売するNelson Honey & Marketingという製薬会社によると、蜂蜜にミツバチの針毒を加えたものを1日ティースプーン2杯摂ると、炎症が緩和し、関節の動きが改善するとしています。

ご存知のように、ニュージーランドのマヌカハニーはアレルギー疾患の緩和などによく使用されています。
今回の製品は、このマヌカハニーにミツバチ(Apis mellifera)由来のハチ毒を添加したもので、既にニュージーランドでは13年間にわたって使用されてきているものだそうです。

1日1/4ティースプーンから始め、徐々に増やして1~2杯まで増やして服用するのですが、メーカーによると、蜂の毒が入っているものの安全性については非常に高いということです。
近いうちにヨーロッパでの販売承認がえられるということですが、我々が手にする日も近いかもしれませんね。

ただし、蜂蜜や蜂の毒にアレルギーのある人は、ご使用にならない方がよいと思います。また、12ヶ月以下の乳幼児にも与えないようになさってください。

ちなみに、関節炎研究キャンペーン(Arthritis Research Campaign)によると、蜂の毒が関節炎に有効であるとする科学的な証拠は今の所なく、今後さらに調べる必要があるということです。

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。現在は製薬企業で研究に従事している。

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