アンチエイジングニュース

「乳がん予防には、ウォールナッツ(クルミ)」
――ハセ博士のヘルシー情報最前線(240)

ウォールナッツ(クルミ)は、殻が固いため実を取り出すのが面倒ですが、独特の油脂成分があり、一旦食べ始めるとなかなか止まりませんよね。
さて、このウォールナッツに乳がんのリスクが下げる作用があることが分かったというニュースです。

これはマウスを用いた実験で明らかになったもので、毎日少量のウォールナッツを食べると乳がんのリスクが大幅に低下するそうです。

ウエストバージニア州マーシャル大学医学部のElaine Hardman氏らの研究グループが、デンバーで開かれた2009年度全米癌学会年会で発表したものです。

それによるとウォールナッツは、フレンチフライ、ポテトチップなどのスナック菓子に比べて断然健康によく、慢性疾患などの予防に有用であると強調されています。

実験では癌を移植したマウスを、ウォールナッツを混ぜた飼料で飼育しました。
通常このような実験マウスでは数ヶ月以内に100%発癌が起こり死亡するのですが、ウォールナッツを与えられたマウスでは、癌の発生が少なくとも3週間遅くなることが分かりました。

ウォールナッツには、抗酸化物質植物性ステロールなどの癌の増殖を抑制する成分が多く含まれています。
また、この研究ではウォールナッツに含まれるオメガ3脂肪酸も、心臓疾患から癌の抑制まで様々な効果があることが示されています。

今回の実験はマウスを用いたものなのですが、人においても同様に有用であると考えられることから、ウォールナッツは健康食であり、乳がんの抑制に有効と結論されています。

今後、健康食として脚光を浴びそうです。

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。現在は製薬企業で研究に従事している。

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