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「30代の男性特有の臭いとは?」――ハセ博士のヘルシー情報最前線(199)

30代の男性特有のにおいは、50代以上の加齢臭や10代の体臭とは異なり、「使い古した食用油のようなにおい」だそう…。そしてそれは、皮脂が酸化して発生するペラルゴン酸がその主原因であると云うニュースです。また、女性用化粧品にも使われる植物成分がこの臭いを抑制する作用があるそうです。これは、日本化学会西日本大会〔2008年11月長崎大学〕で、ライオンが発表したものです。
20代~40代男性の意識調査をおこなったところ、「体臭が強くなる」との変化を感じる”男の曲がり角”は34.7歳だったそうです。そこで10代~70代の男性148人を対象に、14時間連続着用したTシャツの脇と胸・背中における臭気の強さや質などを分析しました。その結果、年代により強さに差はみられませんでしたが、30代男性には独特の油っぽさがあり、脇よりも体幹部ににおいが強いことが分かりました。

さらに臭気成分を抽出して分析したところ、その原因は皮脂が酸化して発生したペラルゴン酸で、30代男性は皮脂分泌量が最も多くなっており、胸や背中に多く存在する皮脂腺がこの臭気に関与しているということです。。<また、野外での活動による紫外線や乾燥、更にストレスも加わり、皮脂の酸化を助長していたとされています。
このにおいを解消するための抗酸化成分に着目してしらべたところ、日本でも広く分布する北米原産の植物、メマツヨイグサの抽出エキスに効果が高いことがわかったと報告されています。
 男性用デオドラント市場はここ数年2けた成長を続けているのだそうですが、今後更に男性用のデオドラントの開発に拍車がかかりそうですね。

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。現在は製薬企業で研究に従事している

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