アンチエイジングニュース

「アンチエイジングトーク」Vol.8俳優 松村雄基さん

健康で美しく歳を重ね、自分らしく、素敵な生き方をしたい。そんな生活を実践されている方々の健康や美容の秘訣を伺う「アンチエイジングトーク」。
第8回のゲストは、「毎朝のジョギングで心身ともに健康をキープ」という俳優の松村雄基さんです。

自分の身体の声に耳を傾け
今、自分自身が清々しく過ごせる体調をキープする

Vol.8俳優 松村雄基さん
高校在学中にテレビドラマでデビューした当時から殆ど体重の変動もなくスリムな体型を維持されている松村雄基さん。松村さんの健康と若々しさの秘訣は、ジョギング・ストレッチ・筋トレを組み合わせた毎朝のトレーニングにあるといいます。
今回は、松村雄基さん流「毎日のジョギングで心身の健康バランスを保つ“健康管理術”」について伺います。

――自分の体調が良い状態をキープする心地よさに目覚めた30代
 20代の頃は健康でいるのが当たり前、仕事も遊びも忙しいのが良いことのように考えていて、スケジュールが詰まっているのに目一杯遊び、食生活に気を配ることもなく、運動も一切しない。それでも若さのせいか、多少の無理は気力でカバーできていたのでしょうね。特に体調を壊すこともなく30代前半までは不摂生な生活を続けていました。
 そんな僕のライフスタイルや考え方が変わってきたのは、30代で舞台に立つようになってから。共演者の方々が開演前に走ったり、ストレッチ等の準備運動を行う姿を見て、僕もその輪の中に加えてもらい、身体を動かすという習慣がつきました。
 その後、昼の連続ドラマでマラソンランナーの役を演じることになり、役作りのためにプロのマラソンランナーや専属トレーナーの方に走り方を指導していただくことになりました。その時に「マラソンランナーの体にしては上半身に筋肉が付きすぎているので減量してください。減量をするためには毎日3km 走り、食事は1日1500kcalに抑えてください」と言われ、役作りのために人生初のダイエットを開始することに。当時はミュージカルに出演中で、千秋楽を迎えると同時にドラマのクランクインというスケジュールでしたから、舞台に出演しながら指導を受けた通り毎日走り、カロリー計算をした食事を摂る生活を続け、1ヵ月半で7~8kg絞ることができました。
しかし、実際に減量に成功してみると顔がコケすぎてプロデューサーに映像的に見栄えが悪いと言われ、今度はもう少し太ってくれと。「え~~っ!! こんなに時間をかけて絞ったのに~~と思いましたが、顔をふくよかにみせるために口に綿を入れて演じるわけにもいかないので食事制限をやめ、今度はしっかりと食べる生活に変更。しかし、身体が痩せモードになっていたのか食べてもすぐには太れず、結局元の体重に戻るまでには半年かかり、ドラマの撮影はとっくに終了(笑)。
 しかし、顔がコケて見えるとは言われたけれど、痩せた時にとても体調が良かったのです。これからは体重を絞る必要がないのだから、普通に食事をしながら走ればあの体調のいい清々しい感じがキープできるのでは?と考え、「毎日走る」という習慣を取り入れることにしました。それが今から約10年前、この「身体が清々しい感じ」を体感できたこと、その状態を常に維持したいと思ったことが本格的に走り始めるキッカケになり、以後、毎朝仕事に出る前に5kmのジョギング、ストレッチ、筋トレ等を組み合わせた自分流の運動メニューを2時間程度かけて行っています。

――すべての基本は”今”健康でいること
 僕は、「健全な身体に健全な精神が宿る」と考えているのですが、そういった意味でも、まずは今、元気のある身体をつくることが大切だと思います。
 朝のジョギングを日課にしてからも、家を出る前には少々身体が重いとか、今日はちょっと休みたいな~等と思うことがないわけではありませんが、走り出してみると少しずつ身体も心も軽くなり、汗をかき、気分が良くなり、何もかも忘れて走ることに集中できる。「今日も走れて気持ちがよかった」と、心身ともに軽やかになって帰宅できればその日1日を元気に過ごすことができますし、それが継続できていることで「自信」にもつながります。
 地方ロケや舞台公演がある時も走りますから、パッキングもジョギンググッズから詰めるほど。最近は感覚でどの位の距離を走ったか大体分かるので、地方ロケの時は初めての道の景色を楽しみながら走っています。今年は、5月に『川中美幸特別公演・お登勢~龍馬が慕う蛍火の女』(御園座)、9月新派公演『おんなの家』(新橋演舞場)、10月『大川わたり』(中日劇場)と舞台が続くので、楽屋入りする時間から逆算すると朝4時位に起きていつもの2時間メニューをこなし、シャワーを浴びて少し休憩をとりながら食事をして劇場入りという規則正しい生活(?!)が続き、更に健康度がアップしそうです(笑)。
 そういえば、先日リハーサルで屈伸運動のような動きを何度もすることがあり、翌日目覚めたら全身が筋肉痛!! 一瞬「え~、何で」と思いましたが、「いや待て、筋肉痛って年を取ると翌日ではなく2日後、3日後に来るよな、ということは翌日来るならいいんじゃないか?」と思い直しました。過去に同じような状況で筋肉痛が2日後、3日後に来る経験もしているので、「もしかしてこの身体、若返ってる?!」と筋肉痛に苦しみながらも、ジョギングを継続している成果を実感して1人で喜んだりして(笑)。
 僕は、すべての基本は健康でいることだと考えていますから、今、自分自身の身体が健康でいられるために毎日走る。走ることでリフレッシュできるとメンタルも良い状態に保てる。僕にとって良いことだらけなので継続してきたわけですが、その結果、不摂生三昧の30代前半よりも40代後半の今の方が健康な状態を維持できているし、確実に体力面で充実しています。今回の筋肉痛の出方ひとつをとっても人間の身体は正直だなあと生活習慣の大切さを実感しましたね。

――良き“師”との出会いに恵まれていることに感謝
 年齢を重ねながら、僕はタイミングよく、良き“師”との出会いがあり、導かれる方向に没頭すると自分自身が成長できる恵まれた環境にあったと感じます。ジョギングはドラマの役作りのためプロに走り方の基本から食事やサプリメントの摂り方、休養の取り方を指導して頂けましたし、ストレッチや筋トレは、親友の秋山幸二さん(現・福岡ソフトバンクホークス監督)の現役時代に自主トレに参加させてもらい習得したものですし、趣味である詩吟、剣舞、茶道もすべて良き“師”に導かれた積み重ねが今の心身ともに健康な僕を支えているといって良いと思います。
 今後、メンタル面では多くの人に良い方向に導かれ、支えられていることに感謝しながらいつまでも好奇心を持ち続けられる人になりたいと思います。自分もニコニコ楽しんで、周囲の人の心も温かくしてしまうような人になれたらいいと思うし、そんな人と一緒にいたい。理想は、先輩の中本賢さん(俳優)みたいな周囲まで温かい気持ちにしてくれる人かな。10代の頃お世話になって以来、中本賢さんの温かい人柄と少年のような笑顔が大好きなんです!!
 こういった人との出会いも、自分が元気で明るくしていられることで縁が生まれるものなのかなと思うと、やはり全ての基本は元気でいることですね。役者としても元気でなければ人に何か感じてもらうことなんてできないですし。

――『今を今なりに元気に』が僕なりのアンチエイジング
 僕は、何年後にどうしたいとか、人から何歳に見られたいといったことはあまり考えないのですが、「今を今なりに元気でいたい」とは思っています。40代半ばを過ぎた僕にとって20代の頃の体力は必要ありませんが、今、毎日を健康で元気に過ごすため、仕事でハードなスケジュールになっても対応できるための体力は必要です。今は、毎日のジョギングで良い状態をキープできていても、今後年齢を重ねることで自分自身に必要な物、不要な物が変わってくるかもしれません。その時は、今の自分にとって必要な物は何か、どんな健康管理をすれば今の自分が体調良く過ごすことができるのかを自分の身体の声を聴きながらその都度対応していきたいと思っています。ですから、年齢がどうこうではなく「今を一番よい状態で生きること」そしてその状態を継続することが僕にとってのアンチエイジングでしょうか。

取材・執筆:岩原明子(フリーライター)
カメラ:清水公彦
取材協力:イルサーレ アレーナ
東京都品川区北品川5-6-11品川スポーツヒルズ1F
TEL 03-5448-9992


松村雄基さん


(クリックで画像拡大)
新橋演舞場9月新派公演『おんなの家』

プロフィール
松村雄基(まつむら ゆうき)

1963年11月7日生まれ。
1980年ドラマ『生徒諸君』(TV朝日)でデビュー。1981年CBSソニーより『セクシーNo1』で歌手デビュー。『不良少女と呼ばれて』、『スクール・ウォーズ』(TBS)の不良役で大ブレイク後、『花嫁衣裳は誰が着る』、『アリエスの乙女たち』(CX)等一世を風靡した大映ドラマに数多く出演。その後もドラマ、映画、舞台、CM、ナレーション、ディナーショー等、多岐に渡り活躍中。
近年は舞台出演も多く、2008年『演劇大宮エリー第1回公演「GOD DOCTOR」』をはじめ、2009年は5月『川中美幸特別公演・お登勢~龍馬が慕う蛍火の女』御園座(名古屋)、9月新派公演『おんなの家』新橋演舞場(東京)、10月『大川わたり』中日劇場(名古屋)と舞台出演が続く。

松村雄基オフィシャルHP
武雄傳buyu-den

●最新出演情報
9月1日~20日 新橋演舞場9月新派公演『おんなの家』新橋演舞場(東京)

10月3日~25日『大川わたり』中日劇場(名古屋)

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