アンチエイジングニュース

「インフルエンザ対策は、手洗いから!」――ハセ博士のヘルシー情報最前線(185)

インフルエンザのシーズンがやってきました。
今年のウイルスは、頼りの薬のタミフルが効かないもののようです。
従って、免疫力をつけてウイルスに負けない体を作っておくことが重要です。

具体的には、よく睡眠と栄養を摂り、またワクチン接種が有効です。
また、手洗いも非常に効果があります。

今回、米国の研究者が手洗いの重要性を改めて述べていますので、その内容をお知らせします。
米国ペン・ステート大学ハーシー・メディカルセンター教授のThomas Weida博士が、感染症は手を介して伝播するので、定期的に手を洗うことで感染を抑えることができると強調しています。

米国疾病管理予防センター(CDC)も、最も強く推奨されるインフルエンザ予防法に、この手洗いを挙げています。

手に微生物を付着させないことで、インフルエンザや風邪、その他の感染症を最も簡単かつ有効に予防できるという訳です。

今は食中毒のシーズンではありませんが、勿論これに対しても非常に有効な手段です。
ちなみに、米国では毎年7,600万人が食物の媒介する疾患にかかり、5,000人が死亡しているそうです。

微生物は至るところに存在していますが、人間の体には、手から目や鼻、口を介して入ってきます
以前から問題になっているサルモネラ菌や大腸菌などの細菌感染も、手洗いによって予防できる訳です。

また、石鹸を用いた手洗い法として、次の点を守ることが大切です。
・石鹸を洗い流されないように、最初に湯で手を湿らせてから石鹸を使うことが重要で、その後15~30秒以上かけて手と指の表面を満遍なく強くこする。
・その後、石鹸と微生物を流水で十分に洗い落とし、最後にペーパータオルで手の水分を拭き取る。

また、微生物の確実な予防法としては、アルコールを用いた消毒用ジェルの使用が有効です。

勿論、食前やトイレの後だけでなく、おむつ交換の後や病人看護の前後、動物に触れた後、動物の排泄物やゴミを処理した後、切り傷や創傷の治療前後、鼻をかんだ後や咳やくしゃみの後にも、手洗いを行うことが大切です。

うがいと手洗い、こんな簡単なことだけで、かなりの感染症が防げますよ。

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。現在は製薬企業で研究に従事している

  • facebook Share
  • Tweet
  • LINE

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう
最新記事をお届けします

カテゴリ一覧