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「お茶とコーヒー、どちらも腎臓癌のリスクを下げる」――ハセ博士のヘルシー情報最前線(173)

 日本人の我々はお茶を、西洋人はコーヒーをよく飲みますね。両方とも健康によいようです。
 以前から、緑茶やコーヒーには抗酸化物質が含まれているため、たくさん飲む人は癌になりにくいといわれていました。

 今回、50万人もの人を対象とした調査で、お茶やコーヒー愛好家には腎臓癌になる人が少ないことが確認されたという話題を紹介しましょう。

 これはハーバード大学医学部Dr. Jung Eun Leeらが、癌専門誌International Journal of Cancer (November 15, 2007)に報告したものです。

 この研究は、以前行われた530,469名の女性と、244,483名の男性を含む13研究を見直したもので、コーヒーやお茶が腎臓がんを予防することが確認されたということです。

 それによりますと、コーヒーを1日3杯以上飲む人は、1杯以下の人に比べて腎臓癌になる頻度が16%低いことがわかりました。
 また、1日8オンス(約250cc)のお茶を飲む人も、腎臓癌のリスクが15%低いことが明らかになりました。
 その一方で、牛乳、ソーダ水などにはそのような効果は認められなかったそうです。

 さてその理由ですが、コーヒやお茶には、血糖値を下げるインシュリン感受性を高める効果があることが分かっています。
 また、抗酸化物質が多く含まれているため、発がんダメージを抑えて腎臓癌のリスクを下げる可能性が考えられています。

 これらが複合的に作用して効果を示したものと考えられますが、何はともあれ、コーヒー党の人やお茶好きの人には、うれしい内容でした。
 ただし、コーヒー党の人の場合は、お砂糖を摂りすぎる危険性もありますので、ご注意を。

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。現在は製薬企業で研究に従事している

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