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「お酒を飲んだら、コーヒー」――ハセ博士のヘルシー情報最前線(155)

 飲み過ぎると肝硬変になるかもしれないとビクビクしながらも、お酒好きの人は毎日飲んでいるのではないでしょうか? 今日は、このような人にとって朗報(?)です。

 コーヒーを多く飲む人は、アルコール性の肝硬変になりにくいことが、米国カリフォルニア州での大規模な疫学調査で確認されたという話題です。

 これは、カルフォルニア州にある医療保険などを運営する「カイザー・パーマネンテ」研究部門(Kaiser Permanente Medical Care Program)のArthur L. Klatsky博士らが、内科学雑誌Archives of Internal Medicine(2006、June 12)に報告したものです。

 研究は保険加入者12万5580人を対象に実施した大規模なもので、1978~85年の時点に質問形式にて各自の生活習慣を把握しておき、その後の病気発症状況との関連を分析したものです。

 その結果、2001年末の時点ではこれらの人の内の330名が肝硬変になっており、199名はアルコールが原因である事が分かりました。

 ところが、1日1杯のコーヒーを飲む人は、肝硬変の発症の危険性は22%に低下している事が明らかになりました。

 この結果から調査を実施した研究者は、1日1杯のコーヒーで発症の危険性は8割に減ると結論しています。

 しかし同時に、肝硬変の予防には、先ずはお酒の飲み過ぎを避けるのが先決であると警告していますので、ご留意を!

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。現在は製薬企業で研究に従事している

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