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「音楽と健康:モーツァルトを聴くと、人は癒され、豚は太る」――ハセ博士のヘルシー情報最前線(148)

 最近は音楽療法が盛んで、さまざまな医療機関で治療法の一環として用いられるようになってきました。
 この傾向は医療機関だけでなく、一般家庭にも浸透してきているのですが、養豚場では豚のストレスを解消させて丸々と太らせる効果もある、と注目されているそうです。
 そこで今日は、モーツァルトと健康についてのお話です。

(1)人の頭をよくし・身体を癒し・創造力や集中力を高め・ストレス解消に・モーツァルトが効く
 モーツァルト音楽療法の第一人者、ドン・キャンベル氏が監修したCDが人気を集めており、全米では200万枚のダブルミリオンセラーを記録したそうです。
 モーツァルトの曲には様々な健康増進作用があるためとのことですが、それはその旋律に自然の音がふんだんに盛り込まれているため、リラックス効果が期待できるのだそうです。
 さらにモーツァルトを聴くと、頭脳の働きもよくなるそうです。彼の曲にはバイオリンが多用されていますが、バイオリンなどの高周波の音は脳を刺激し、知能や記憶力アップにつながるのだとか……。
 また、「バイオリン協奏曲第3番ト長調 K・216第3楽章 アレグロ」「交響曲第13番ヘ長調 K・112第2楽章 アンダンテ」などは、集中力が高まり、仕事の効率も上がるのだそうです。
 ちなみに、「セレナード第10番変ロ長調 K・361グラン・バルティータ第4楽章 アダージョ」「ディヴェルティメント ヘ長調 K・138第2楽章 アンダンテ」などは、女性の気持ちを解きほぐすので、愛をささやく際にはもってこいのようです。

(2)モーツァルトを聴くと、豚が太り・生産性が高まる
 ベートーベンやショパン、あるいはバッハにもないものが、モーツァルトの音楽にはあるそうで、それは誰が聞いてもすんなり入ってくる分かりやすさ、なのだそうです。
 それは人も豚も同じようで、特に豚さんの場合は、えさをよく食べるようになり、丸々と太って、養豚業者にとっては画期的な生産性を高める方法になるということです。
 ベトナム・ホーチミン近郊で、3000匹のブタを飼育するグエン・チ・コンさんは6年前、作業員の気持ちを和ませるため、飼育場で協奏曲やソナタを大音響で流し始めました。
 すると、従業員だけでなく、飼育中のブタを落ち着かせる効果があることに気がつきました。
 そして、今ではエサの時間に合わせ、毎日午前7―11時と午後2―4時にモーツァルトなどのクラシックをかけているそうで、ブタだけでなく他の家畜に対しても効果が期待されているようです。

 ということは、人がモーツァルトを聞くと肥満に?と心配するむきもありますが、少なくとも癒しの効果があるのは確かのようですので、是非お試しになってみられては……。

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。現在は製薬企業で研究に従事している

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