アンチエイジングニュース

「植物エストロゲンを多く食べると、肺がんリスクが減少する」――ハセ博士のヘルシー情報最前線(147)

 大豆などに多く含まれているイソフラボンリグナンなどの植物エストロゲンは、健康に良いと聞いたことがある人は多いと思います。
 今回さらに、植物エストロゲンの摂取量が多い人は、肺がんのリスクが少ないという話題をお知らせしましょう。

 これは、米テキサス大学のMatthew B. Schabath氏らが、約3400人を対象に行った研究で明らかになったもので、全米医学会誌Journal of American Medical Association誌(JAMA, 2005, Sep, 28 ; 論文タイトル:Dietary Phytoestrogens and Lung Cancer Risk)に報告したものです。

 研究では1995~2003年にわたって、肺がん患者1674人と対照群1735人について、植物エストロゲンの摂取量、ホルモン療法の有無などについて調査を行いました。

 その結果、植物エストロゲンの摂取量が多いグループでは、肺がんに罹るリスクが32%も低いことが分かりました。

 リグナンの摂取については肺がんのリスクは約28%減少しており、また総フィトステロール摂取では、肺がん発症リスクは約21%減少していたそうです。

 また、この植物エストロゲン摂取による肺がんリスクの低下は、タバコを吸う人でもその効果がみられたそうです。

 植物エストロゲンは女性の更年期障害を抑えるとして人気のサプリメントですが、男女に限らずいろいろと効果があるようですので、積極的に摂取なさってはいかがでしょうか?

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。現在は製薬企業で研究に従事している

  • facebook Share
  • Tweet
  • LINE

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう
最新記事をお届けします

カテゴリ一覧