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生活習慣病を予防する方法――ハセ博士のヘルシー情報最前線(126)

 生活習慣病の予防には、まずは運動が重要なことはよく分かっています。しかし、実際にどの程度やればよいのかが明らかでないため、「今日はこのくらいでいいや」とついつい安易な方に流れがちです。

 そこで今日は、あまり運動をしない人向けに、日常生活でどれだけ体を動かせばいいかの具体例を示した、健康づくりのための運動メニューについてのニュースをお届けいたします。

 これは厚生労働省が生活習慣病予防の運動基準案を作成し、有識者の検討会に提示したもので、これを基に新基準が出来ることになります。

 2003年の国民健康・栄養調査で、運動習慣を持つ人の割合は3割に満たなかったそうで、これを重く見た厚生労働省の新基準案では生活習慣病予防に必要な運動所要量を日常生活の「身体活動」とスポーツなどの「運動」に分けてそれぞれの基準を作成しています。

 身体活動なら普通歩行20分、庭いじり15分、運動なら速歩15分などと具体例を示し、それぞれに単位をつけて、運動習慣のない人は身体活動のメニューから「1日に3~4単位」(1週間で計23単位)、運動習慣がある人は運動メニューから好みに合わせて「1週間に4単位」を日常生活に採り入れるよう勧めています。

 例えば、主婦の場合は買い物で20分歩く(1単位)、床掃除20分(1単位)、子供と20分遊ぶ(1単位)で計3単位。

 休日の会社員なら洗車20分(1単位)、庭いじり30分(2単位)を組み合わせて計3単位の計算になるそうです。

 以下にそれぞれの単位を示しましたので、ご参考になさってください。

(1)身体活動(それぞれ1単位に相当)
・ 普通歩行、床掃除、荷物の積み下ろし、子供の世話、洗車:20分
・ 早歩き、自転車、介護、庭いじり:15分
・ 芝刈り(電動芝刈り機で歩きながら)、家具の異動、階段の昇り降り:10分

(2)運動(それぞれ1単位に相当)
・ ウエートトレーニング(軽中度)、ボウリング、バレーボール:20分
・ 早歩き、柔軟体操、ゴルフ(カートを使用)、卓球、バトミントン、アクアビクス、太極拳:15分
・ 軽いジョギング、ウエイトトレーニング(高強度)、ジャズダンス、エアロビクス、バスケットボール、水泳(ゆっくり)、サッカー、テニス、スキー、スケート:10分
・ ランニング、水泳:7~8分

 これならば計算が簡単ですので運動を続けられそうですね。

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。現在は製薬企業で研究に従事している

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