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平均寿命100歳――ハセ博士のヘルシー情報最前線(116)

 最近の医学の進歩は本当に目覚しく、寿命がどんどん長くなっています。

 平均寿命の高い国は、
1位:日本(平均寿命82歳)
2位:アイスランド、イタリア、オーストラリア、スイス、スウェーデン、スペイン、香港(平均寿命80歳)
3位:イスラエル、オーストリア、カナダ、コスタリカ、チャネル諸島(イギリス)、ノルウェー、ニュージーランド、フランス、マカオ、マルタ(平均寿命79歳)
 となっています。

 さて今回、がん治療などの医療や老化防止研究が現在のペースで進み続ければ、人間の平均寿命が2030年までに100歳前後になるという話題です。

 これは、米スタンフォード大のシュリパド・トゥルジャパーカー教授がまとめたものです。

 研究によると、世界各地の人口増加率や経済レベルのデータに医療や老化防止の進歩と普及の予測を当てはめて計算すると、現在80歳前後の先進国の寿命は2010年から2030年にかけて飛躍的に延び、100歳前後に達するということです。

 しかし、この恩恵は高価な先端医療を受けられる先進国に限られ、“命の南北格差”はますます拡大する見通しだそうです。

 アフリカ諸国ではエイズのために平均寿命が30代の国があります。そんな国では両親がエイズで死亡して幼い子供たちもその危険に直面しています。先日、国境なき医師団の人のお話を伺い、本当に身につまされました。

 全世界の人が現代医療の恩恵を受け、健康で長生きできる社会が訪れることを祈ってやみません。

 もっとも、医療技術の進歩で寿命が延びるとする予想がある一方で、米国を代表とする先進各国では肥満問題が深刻化し、糖尿病罹患率の増加で今後平均寿命は短くなっていくとの見方もあるようですので、先進国といって安心は出来ません。

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。現在は製薬企業で研究に従事している

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