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ジャンクフード好きの母親の子供――ハセ博士のヘルシー情報最前線(105)

 ハンバーガーやポテトチップなどのジャンクフードは、肥満の原因になったり栄養の偏りが出たりするなど、いろいろと批判の対象となっています。

 ところが今回、このジャンクトフード好きの母親から生まれた子供はアトピー性皮膚炎などになりにくいという、食べた方がよいのか悪いのか分からなくなる報告がありましたのでお知らせします。

 これは日本アレルギー学会で、国立成育医療センター研究所の松本健治氏らのグループが発表したものです。

 研究では、広島市の公立小2年生(女児4776人、男児4878人)の保護者を対象に調査しました。

 その結果、妊娠時期の後期あるいは授乳期に揚げ物やスナック菓子、ファストフードを多く摂取した母親から生まれた子供はアトピー性皮膚炎の発症頻度が低く、特に4歳以降での発症が少なかったそうです。

 ただし、食物アレルギーや喘息など、ほかのアレルギー疾患には相関は見られなかったようです。また、これらのジャンクフードを食べる頻度とアトピー性皮膚炎の間には、妊娠後期での摂取では相関関係はありませんでしたが、授乳期の摂取では食べる頻度が高いとアトピー性皮膚炎を発症しにくい傾向があったそうです。

 ジャンクフードに含まれる脂質が子供の皮膚の保護作用を強めている可能性も考えられるそうですが、今まで悪者役だったジャンクフードだけに今後の研究結果が気になります。

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。現在は製薬企業で研究に従事している

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