アンチエイジングニュース

 5月19、20日、東京・千代田区のホテルニューオータニで日本抗加齢医学会主催の「第6回日本抗加齢医学会総会」が開催された。

 日本抗加齢医学会が発足してから6年目。昨年の当学会より参加者が大幅に増加し、本年は約2000名の医師、医療従事者、メディア関係者などが集まった。アンチエイジング医療に対する関心度が年々高まっている成果だと思われる。

 今回の学会テーマは「メディカルサイエンスとしての抗加齢医学」。坪田一男会長(慶応義塾大学医学部眼科学教室教授)を中心に、大学医学部、病院、クリニックなどの医療機関、研究施設が研究成果を発表した。

 高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病とよばれる疾患を引き起こす原因が、内臓への脂肪蓄積と考える「メタボリックシンドローム」や、サプリメントの科学的なエビデンス、老化原因のひとつといわれている「活性酸素」、身体の各部位の老化度を調べる「老化度検査(アンチエイジングドック)」「更年期」などをとり挙げた139もの講演が行なわれ、講演後は医師らが盛んに質疑応答を繰り広げていた。

 19日は、坪田会長の会長講演「眼の加齢からみるアンチエイジング」や、口腔と全身との関連性を示したワークショップ「口腔からみた全身のアンチエイジング」などが行なわれた。

 20日に行なわれた、NPO法人アンチエイジングネットワークの塩谷信幸理事長(北里大学名誉教授)と吉村浩太郎先生(東京大学医学部形成外科講師)が座長のシンポジウム「見た目とアンチエイジング」では、最新の肌老化の治療法や全身美容外科手術などが紹介された。また、熊本悦明副理事長(札幌医科大学名誉教授)と大内尉義理事(東京大学大学院医学系研究科医学部 生殖・発達・加齢医学専攻 加齢医学講座)が座長のシンポジウム「Ageing Male」では、男性学、泌尿器学、内科、心療内科の各分野の専門家が、中高年男性が抱える身体の問題と男性ホルモンとの関連性を示した研究成果などを解説した。

 科学的根拠に基づいたアンチエイジング治療が、今後日本の医療界で主流になっていくであろうと示唆する学会であった。(AANウェブ編集部・松本理恵)

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