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がん予防にブロッコリー、キャベツ、イチョウ葉、ガーリック――ハセ博士のヘルシー情報最前線(97)

 米国で開催されたがん学会主催の第4回がん予防研究会年次総会(2005年11月)で、野菜やハーブが発がんを予防したりがんの成長を抑えたりするという発表がありました。そのうちのいくつかの話題を取り上げてお知らせします。

プロッコリーの新芽で胃がんを予防(Broccoli Sprouts Relieve Gastritis in H. pylori Patients; May Help Prevent Gastric Cancer)

 ブロッコリーの新芽に胃がんの原因と注目されるヘリコバクター・ピロリ菌を殺菌して胃炎を抑える効果があることを、筑波大の谷中昭典講師らが報告しました。

 研究では、ピロリ菌に感染している50人を2つのグループに分け、一方にはブロッコリーの新芽を、もう一方にはアルファルファを毎日約70グラムずつ2ヵ月間食べてもらいました。

 次いで実際に胃に住んでいるピロリ菌について調べたところ、ブロッコリーを食べたグループでは約30パーセント~60パーセント減少しており、胃炎も抑えられていることが分かりました。一方アルファルファを食べたグループでは変化は見られませんでした。ブロッコリーの新芽にはスルフォラファンという抗酸化物質が多く含まれていますが、それの効果が現れた可能性があるそうです。

 以下紙面の関係上、関連する報告についてタイトルのみお知らせします。

ブロッコリーの新芽エキスが紫外線による皮膚がんの予防に有効(Broccoli Sprout-extract Protects Against Skin Cancer from UV Light in High-risk Mice)

年齢にかかわらず食事内容を変えると乳癌の予防が可能(Change in Diet at Any Age May Help Protect Against Breast Cancer)

イチョウ葉ハーブは卵巣がん予防に有効な可能性大(Possible Chemoprevention of Ovarian Cancer by the Herbal, Ginkgo Biloba)

5)遺伝子の変化:ガーリックが乳がんを起こすDNAダメージを抑える(Changing Genes: Garlic Shown to Inhibit DNA Damaging Chemical in Breast Cancer)

 発がん予防によいとさまざまな食べ物が話題に上りますが、今回発表されたものは権威あるがん学会で話題となったものですので、信頼性が高いと思います。

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。現在は製薬企業で研究に従事している

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