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ガンになりやすい男性――ハセ博士のヘルシー情報最前線(89)

 日焼けをした後に皮膚が赤くなる人と黒くなる人がいます。私は赤くなる方なのですが、最近の研究によると赤くなる人はガンになりやすいのだそうです。これから日差しが日に日に強くなっていきますので、お知らせします。

 これは、九州大の入江正洋助教授らが、札幌市で開かれた2005年日本癌学会で発表したものです。

 研究では、日ごろあまり外でスポーツをしない男子学生27人に、8月の晴れた日の海辺で6時間、上半身裸の日光浴してもらいました。次いで、血液を採取し、DNAの損傷度を示すヒドロキシデオキシグアノシンの濃度を測定したそうです。ちなみにこのヒドロキシデオキシグアノシンが増えると、皮膚の老化を起こりやすくなり、さらに肺や肝臓、泌尿器などの発がん性を高めることが分かっています。

 その結果、黒くなる人はヒドロキシデオキシグアノシンの濃度がほとんど変化しなかったのに対し、赤くなる人は2倍に増加していることが分かりました。一晩経っても赤くなる人は、依然1.5倍程度に増えていたそうです。

 この結果から、日焼けで赤くなる人はDNA損傷が起こりやすく、その結果がんになりやすくなり、単に皮膚がんだけでなく、ほかの発がんの危険率も高くなると考えられるそうです。

 しかし体質的に赤くなる人であっても、日焼け止めクリームを塗った場合はヒドロキシデオキシグアノシンの濃度はあまり増加しておらず、DNA損傷が抑えられることも確認されていますので、直射日光の当たる機会の多い人はぜひ日焼け止めクリームを使用することをお勧めします。

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。現在は製薬企業で研究に従事している

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