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肥満になりやすい環境――ハセ博士のヘルシー情報最前線(87)

 肥満の原因は個人の性格や体質によるとされていますが、居住環境もその要因だという話題です。

 これは、英グラスゴー大学のAnn Ellaway氏らが、欧州8ヵ国(フランス、ドイツ、スロバキア、ハンガリー、ポルトガル、イタリア、スイス、リトアニア)の都市で居住環境と肥満に関する調査を行ない、英国医学雑誌
(British Medical Journal, Aug.19、2005; 論文タイトル:Graffiti, greenery, and obesity in adults: secondary analysis of European cross sectional survey)に報告したもので、居住環境が肥満に関連してい
ることが分かったそうです。

 調査は2002年~2003年にかけて、欧州8ヵ国の成人6919人を対象に、運動のレベルや居住環境と肥満度を調べました。

 その結果、緑が多い居住環境に住む人は緑の少ない環境の人に比べ、運動の活発さが3も高くなっていたそうです。またそれに応じて、肥満の人の割合がおよそ40パーセント低くなっていました。

 逆に、ゴミや落書きが多い所に住む人は運動の活発さがおよそ50パーセントも低下しており、また肥満の人の割合は約50パーセント高くなっていたそうです。

 緑が多くあり、ゴミや落書きが少ない居住環境ほど運動する機会が多く、それが肥満に影響している考えられるそうです。

 皆様のお住まいはいかがでしょうか?

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。現在は製薬企業で研究に従事している

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