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柴門ふみさんが語る愛と希望と恋のホルモンパッチ(1)運動音痴でも生きていける

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 フジテレビ系で毎週木曜午後10時から放送中のドラマ「小早川伸木の恋」の原作者であり、「東京ラブストーリー」や「あすなろ白書」「家族の食卓」「同・級・生」「Age,35」など数多くの恋愛漫画を相次いで発表している漫画家の柴門ふみさんが、NPO法人アンチエイジングネットワークのインタビューに応じてくれた。
 柴門さんの仕事が一段落した2005年の暮れ、都内の仕事場を訪ねた。クラシック音楽が流れる部屋で、健康やアンチエイジング、年齢を重ねることの意味などをうかがった。お茶の水女子大時代にギャグ漫画を描いていた実績と持ち前のサービス精神で、会話の随所にオチを入れて私たち編集部員の笑いを誘う。
 「恋愛の神様」と称される柴門さんの、もうひとつの「柴門ワールド」を8回に分けてご紹介したい。
 第1回は運動について。健康のためにスポーツクラブに通ったりする人は多いが、柴門さんの場合は――。

運動音痴でも生きていける

――漫画家は徹夜仕事のイメージがあります。生活は不規則なのではないかと思うんですが、いかがですか。

 子供が生まれた時から仕事は10時~5時、つまり昼間の7時間と決めています。ですので非常に規則的です。途中で仕事の調子が波に乗ってきても、時間が来たらそこでやめて翌日に回します。
 ストーリーづくりは喫茶店でも家でも机の前でできますが、そういう集中力は3時間くらいが限度ですからね。生活時間まで食い込むことはありません。

――健康的ですね。

 そういう意味では健康的なんですが、私は運動を全然しないんです。自宅から自転車でこの仕事場に来たら一歩も外に出ず、歩くのは机とトイレの往復だけという毎日です。食事は、子供が学校に通っていたころは私の分も弁当を作って、それをこの仕事場に持ってきて食べていました。

――もちろん栄養を考えた弁当でしょうね。

 野菜や卵などが入った、栄養を考えたいい弁当です(笑)。食事も生活リズムもいいし、タバコもお酒もやらないので、健康的ではあります。ただ、運動不足ですね。

――運動不足解消の努力は何かしていますか。

 努力しようとしては挫折しています(笑)。スポーツクラブなんかに入るんですが、時間がなくて、年に3回くらい通ったらやめてしまいます。このほか、いろんな健康器具を買うんですが、買った後はやらない(笑)。
 にもかかわらず実は肉体面は切羽詰まっています。肩凝りがひどくて、年々ひどくなっていって、もうパキパキです。手の使い過ぎで肘も痛い。
 40歳くらいのころ四十肩になって、肩が抜け落ちるような痛みに襲われました。それに、マンガを描く時は腕を曲げてずっと同じ姿勢なので、これ以外の姿勢ができなくなってしまいました。電車のつり革が持てなくなったほどです。そのころ勧められたのがアイロン体操です。

――アイロン体操?

 アイロンを持って手を振るんです。その動作がいいんだそうです。とにかく腕を動かせと言われました。でも、マンガを描くのをやめて3ヵ月経つと治っちゃった。
 四十肩は治ったんですが、今は肘に来ています。首から頭にかけてガチガチです。近所のマッサージに通っていて、その時は効くんですが……。漫画家は肉体労働です。

――それでもジムに通わないのはなぜですか。

 運動が嫌いなんです。飽きちゃうんですよ。歩いたり踏んだり、人生の無駄のような気がするんです。こんなことをやっていていいのか、と(笑)。私は今まで運動が気持ちいいと思ったことがありません。運動は時間の無駄としか思えないんです。

――高校時代の成績は学年で1、2を争うくらいだったと聞いていますが、運動はお好きではないんですね。

 運動は誰にも勝てなかった(笑)。体育は「2」をもらったんじゃないかな。1学期の授業は跳び箱で、それが飛べなくて……。人生で初めて通信簿で「2」をもらいましたよ。跳び箱ができない理由は、踏み台が怖いからです。跳び箱に絶対にぶつかると思ってしまって、手前で止まってしまうんです。

――運動音痴の人を勇気づける話ですね。

 大丈夫! 運動音痴でも生きていけます!(笑)。体育なんか「2」でも人生には全然問題ない! 
 私ね、エスカレーターが怖くて乗り降りがスムーズにできないんですよ。どの足からいつ乗ればいいかタイミングが分からない。降りたら降りたで、そこで一瞬立ち止まってしまうので、後ろから来た人が私にぶつかりますね(笑)。
 大縄跳びに入る時も怖い。高所恐怖症だし。こうして考えると、私は弱点だらけです。

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