アンチエイジングニュース

こんにちは、皆川です。さて、今回は睡眠と肥満に関するお話をしてみたいと思います。

 山梨医大で医学科の学生を対象に行われた研究があります。学生を2つのグループに分け、片方は朝8時までに起床し、3食きちんと食事をし、夜10時までに就寝する「摂生群」です。もう一方は、夜型の生活を送り、朝食を抜き、夕食で1日の摂取量の半分以上を摂取する「不摂生群」です。

 以上の2群に分け、1週間生活させました。1週間後に血清メラトニンとレプチン、インスリン、グルコースの日内変動を調べました。その結果、不摂生群は摂生群に比べて血清レプチンの分泌量が減少していることが分かりました。

 血清レプチンというのは脂肪細胞から分泌されるホルモンで、食欲を強力に抑えるものです。ということは、夜型の人は規則正しい生活を送っている人に比べて食欲があり、しかも夜中でも食欲があるため夜食などを食べてしまう可能性が高いわけですね。

 また、このレプチンというホルモンは、摂生群では深夜3時をピークに分泌量が多くなっているのですが、不摂生群では深夜でも分泌量はあまり増えておらず、真夜中でもお腹が空いて食べたくなってしまうかもしれないわけです。

 さらに、不摂生群では夕食で1日の摂取カロリーの半分以上を取っているため、インスリンの分泌量が夜中の12時にピークを迎えており、しかもその値は摂生群の約2倍と高い数値でした。

 インスリンがたくさん分泌されれば、皮下脂肪が溜まって太るわけですから、やはり不摂生群のような生活は避けるべきでしょう。

 夜型人間の方、要注意です。

参考文献:山梨医大紀要 第18巻、7-10(2001)


皆川俊一=東京の西の方にある診療所の院長。日本整形外科学会専門医、日本整形外科学会認定スポーツ医、日本整形外科学会認定リウマチ医


現在のドクター皆川(写真上)
ダイエット前のドクター皆川(写真下)

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