アンチエイジングニュース

 食べ物から感染するウイルスによって胃腸を壊すことがよくあります。特にカキを食べて起きるノロウイルス感染などはその代表です。

 これは単に日本だけのことではなく、世界中で大きな問題となっており、特に発展途上国では何十万人もの乳児の死亡の原因となっています。

 ご存知のようにウイルス感染症に有効な薬はほとんど知られていないのですが、クランベリージュースには胃腸に感染するさまざまなウイルスに対する抗ウイルス効果が見つけられたという話題です。

 これは米国微生物学会の第105回総会で、米国New York州、BrooklynのSt.Fracis大学Patrice Cohen氏により報告されたものです。

 研究では、サルに感染するロタウイルスとヤギに感染するレオウイルスについて、クランベリージュースの効果を調べました。その結果、クランベリージュースを飲んだサルは、ウイルスが感染しにくくなっており、ウイルスが赤血球を攻撃するのを抑えていたそうです。

 今後、人を対象にした研究を行なうとのことですが、今までは適当な抗ウイルス薬がなかっただけに、クランベリージュースは期待されているそうです。

 私もカキではひどい目にあったことがありますので、この研究に期待大です。

ハセ博士=薬学博士。国立大学薬学部や米国の州立大学医学部などで研究・教官歴がある。現在、製薬企業で研究に従事している

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