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早死にしやすい女性?!――ハセ博士のヘルシー情報最前線(43)

 先日愛知万博に行ったのですが、あるパビリオンで「生きることは動くこと」というスローガンを目にしました。いろいろ考えさせられる文言ですが、今回は女性の運動能力と寿命が密接に関係しているという報告をお知らせします。

 これは、シカゴのラッシュ大学医学センターのGulati M.博士らの研究グループが、英国医学誌N Engl J Med. (2005 Aug 4;353(5):468-75; 論文タイトル:The prognostic value of a nomogram for exercise capacity in women.)に報告したものです。

 研究では35歳を超えた女性5721人を対象にし、トレッドミルでの運動負荷試験を行ない、その結果を分析しました。

 その結果、得られた運動能力と何らかの原因による死亡の危険率との関係を調べたところ、負荷試験結果による運動能力が標準の人の85パーセント未満だった女性は、8年以内に死亡する危険率が2倍に高くなっていたそうです。

 この結果は、運動能力が低い女性は早死にするということを示しており、やはり体力をつけて日ごろから運動することが健康保持に重要であることを、改めて認識させるものです。

 あまり過酷な運動は逆効果ですが、適切な運動を通して、健康で長生きを心がけ下さい。

ハセ博士=薬学博士。国立大学薬学部や米国の州立大学医学部などで研究・教官歴がある。現在、製薬企業で研究に従事している

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