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健康に効く話(14):骨粗鬆症を早く見つけるためには

 

骨粗鬆症は女性に多く、患者数は男性の約2倍と言われます。日本の骨粗鬆症人口は1000万人以上、骨量の少ない骨粗鬆症予備軍を含めると、2000万人という推察もあります。糖尿病患者の数が予備軍も含め1620万人と言われることを考えると、すごい数ですよね。もはや他人事ではありません。

 骨粗鬆症では骨の密度が粗くなり、もろくなるため、骨がつぶれて、腰や背中が曲がったり、痛みが出てきたりします。しかし、こうした自覚症状が現われるのはかなり進行してからです。

 そこで、ぜひ受けたいのが骨粗鬆症の検診である「骨密度検査」です。骨密度検査は腰の骨や前腕などの部位の骨をX線や超音波などを使っで調べます。また、「骨代謝マーカー」といって、骨の形成に関係するタンパク質や酵素などを血液や尿から採り、測定する方法もあります。いずれも痛みや苦痛を伴わない検査です(骨密度検査は地方自治体でも広く行なわれています)。

 骨粗鬆症の検診は閉経を迎える50代から定期的に受けるのがいいと言われますが、ダイエットや偏食、運動不足などで自分の骨に心配がある場合は、若い人でも受けたほうがいいようです。実際、ダイエットを繰り返していた女性(20代)が骨量を測ってみたら、「老人並み」と言われたケースもあります。

 忙しくて検診に行けないという人には、「自分でできる骨粗鬆症チェック法」があります。FOSTAと呼ばれる計算式がそれです。FOSTAは世界保健機関(WHO)の後援で開発されたもので、アジア8ヵ国の女性800人の調査から誕生しました。

 FOSTAの計算式は、0.2×〔体重(キログラム)-年齢(歳)〕で求められます。

 このスコアでマイナス1より多い人は骨粗鬆症のリスクが低く、マイナス4からマイナス1は中リスク、マイナス4より下ではリスクが高いということになります。

 この計算式では、体重がある人のほうが骨粗鬆症のリスクが低く、どちらかというとやせ型のほうがリスクが高いということが言えます。

 私も早速やってみたところ、0.2×〔51キログラム-38歳〕=2.6(FOSTA)で、現在のところはOKでした。年齢からいってもまだ発病時期ではありませんが、更年期は遠からずやってきますので、今のうちから食事や運動に励んで骨の貯金をしておこうと思います。
皆さんも参考になさってください!

参考資料:報道用資料「ここまでわかった骨粗鬆症の正体」、財団法人骨粗鬆症財団HP

狩生聖子

狩生聖子=医療ジャーナリスト。著書に『ぐっすり眠る! 37の方法』(宝島社新書)などがある

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