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ハセ博士のヘルシー情報最前線(32):お肌を美しく保つ方法

 最近行われた女性の美容調査の結果によりますと、7割の女性が睡眠不足で、お肌に不安を抱えているということです。

 これは化粧品販売のナガセビューティケァが、全国の20~50代の働く女性600人を対象に実施したもので、仕事を持つ女性の美容と睡眠に関する意識がよくあらわれています。

 それによりますと、約7割の女性が睡眠不足を感じており、また全体の約8割の人が「睡眠不足が顔に出る」と考えているそうです。

 睡眠不足の原因は、深夜テレビやインターネットなどが52.9パーセントでトップ、次いで仕事の49.6パーセントでした。

 平日の平均睡眠時間は、わずか5時間54分であることも明らかになっています。

 その一方で、全体の約9割の人が「睡眠を十分取れば肌の状態が良くなる」と考えており、睡眠不足が顔に出たと感じた場合には「休日に寝だめ」(39.4パーセント)や「ドリンク剤やサプリメント」(35.8パーセント)などの対策をとっているそうです。

 ちなみに、寝不足を感じても「何もしない」人は年齢が高くなるほど多く、50代では45.0パーセントの人は何もしていないようです。

 毎月の化粧品代は平均6924円で、年代別では40代の7530円、20代の7407円の順でした。

 さて、就寝後の最初の3時間にお肌の新陳代謝が活発に行なわれることが分かっています。

 皮膚細胞を構成するたんぱく質の合成が盛んになり、細胞に栄養を与えて、お肌のダメージを修復する成長ホルモンが分泌されるからですが、そのため午後10時から午前2時ごろがお肌のゴールデンタイムと言われています。

 睡眠時には成長ホルモンのほか、泌乳刺激ホルモン(プロラクチン)や甲状腺刺激ホルモン、黄体形成ホルモンなど、美肌や健康にとって有益なホルモンや抗酸化作用を持つメラトニンなどが分泌されます。

 しかし、年齢が上がるにつれて、これらホルモンの分泌量が減少しますので、お肌の曲がり角である20代半ばを過ぎた方は、今までより一層しっかり睡眠をとることが大切です。

 まだまだお肌をさらす機会が多いですから、ぜひ睡眠を充分に取るようになさってください。

ハセ博士=薬学博士。国立大学薬学部や米国の州立大学医学部などで研究・教官歴がある。現在、製薬企業で研究に従事している

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