アンチエイジングニュース

健康に効く話(13):ママさんバレーが骨量を増やす?

 女性にとってアンチエイジングで最重要といえるのが、顔など外見の若返りでしょう。しかし、同じくらい大事なのが「骨のアンチエイジング」だと思います。

 女性はホルモンの影響から骨がもろくなる「骨粗鬆症」になりやすいものです。努力してせっかく若々しい外見を手に入れても、骨粗鬆症があれば腰や背中は痛むし、大腿部の骨折で長期間寝たきりという事態にもなりかねません。

 歳を経てもスポーツや旅行など、活発な日々を送りたいなら、骨のアンチエイジングのためにも、骨の健康を保つことはたいへん重要です!

 骨の量を増やすには、カルシウムを中心とした食事が大切ですが、これと並んでもう1つ大切なのが運動です。

 骨にはある程度の負荷がかかっていることが必要であり、また、適度な運動で骨が刺激されると体内に入ったカルシウムが有効に使われ、骨量が増えると言われています。要は、体を動かさず、骨を使わないままでいると、骨も弱くなってしまうということなのでしょう。

 運動と骨の関係を示す根拠については、欧米で行なわれたちょっとユニークな研究があります。

 いわゆる「ママさんバレー」を続けている42~62歳の女性と特に運動の習慣がない人を2年間にわたって追跡し、骨密度を比較したところ、ママさんバレーをやっている女性のほうが骨密度が明らかに高いことが分かったのです。

 なぜバレーボールがいいのかという科学的な根拠についてはまだはっきりしないところがありますが、ジャンプで適度に骨に負荷をかけるのがいい効果を生んでいるという推測がされています。もちろん、だからといって、すべての女性がバレーボールをする必要はもちろんありません。

 以前参加した骨粗鬆症のセミナー(骨粗鬆症の専門ドクターによる講演)では、「ウォーキングなどの軽い運動でも十分。できることから始めてください」とのことでした。何と1日20分程度歩くだけでも効果が期待できるそうです。これは、肥満予防、生活習慣病予防にも役立つ運動です! 私もアンチエイジングのために習慣にしたいと思います。

参考文献:Effect of Lifetime Volleyball Exercise of Bone Mineral Densities in Lumbar Spine,Calcaneus and Tibia for Pre-,Peri.And Postmenopausal Woman(OsteoporosisInternational 2001 12:104-111) 

狩生聖子=医療ジャーナリスト。著書に『ぐっすり眠る! 37の方法』(宝島社新書)などがある

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