アンチエイジングニュース

健康に効く話(12):続・特定保健用食品の賢い使い方

 スーパーに行くとさまざまなトクホ(特定保健用食品)が並んでいますが、女性におすすめなのが、「骨粗鬆症が気になる人のため」のトクホです。

 骨粗鬆症は骨からカルシウムが溶け出してもろくなり、骨量が減って軽石のようにすかすかになってしまうものです。高齢者の骨折の大きな原因になっています。若い人の骨折は短期間で回復しますが、高齢者の場合、骨折をきっかけに寝たきりになってしまうケースがあり、大きな問題となっています。

 骨粗鬆症が女性に多いのは、女性ホルモンのエストロゲンが骨を作る細胞の働きに深くかかわっているためです。つまり、閉経を境に骨量は減少を続けていきます。これを予防するには若いころから骨を貯蓄しておくことが大切です。しかし、最近はダイエットなどの影響で20代でも老人並みの骨量という女性が増えています。

 さらに、食事で骨粗鬆症予防をしようと思うとかなり大変です。1日に必要なカルシウムの摂取量は600ミリグラムと言われますが、骨粗鬆症予防のためには900~1000ミリグラム必要という意見もあり、また、食事で摂ったカルシウムは平均30パーセントしか吸収されないと言われていることから、バランスのよい食事を1日3食、しっかり摂る必要があります。

トクホマーク しかし、現実には難しい人もいるでしょう。だからこそ、食事で補えない分はトクホを利用するのが賢い方法なのです。現在、骨の健康に役立つトクホには、カルシウムが強化されているもののほか、カルシウムの吸収を促進する「フラクトオリゴ糖」、骨形成を助ける「ビタミンK」入りのものなどさまざまな製品があります。

 好みのものを選んで、続けてみましょう。なお、骨の強化には運動も必須です。運動により骨量が増えることが分かっています。食事とともに運動を習慣化することも、骨のアンチエイジングのために心がけたいものです。

狩生聖子=医療ジャーナリスト。著書に『ぐっすり眠る! 37の方法』(宝島社新書)などがある

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