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特定保健用食品の賢い使い方

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健康に効く話(11):特定保健用食品の賢い使い方

トクホ 健康に関心のある人なら「特定保健用食品」、通称「トクホ」という名前を聞いたことがあると思います。スーパーでトクホのマークが入った飲料水やヨーグルトや食用油などを見かける機会も増えてきましたよね。

 一般の食品の場合ラベルやパッケージに健康との関わりを表示したり広告したりすることは法律で禁止されています。これに対してトクホは「おなかの調子を整える」といったように、健康に対する機能を表示することが許可されているものです。

 だからこそ、「トクホ」は表示内容をしっかり見て、目的に合ったものを選ぶのが上手な使い方です。「トクホ」は現在511品目ありますが、目的別に分けると、「血糖値が気になる人」「血圧が高めの人」「コレステロールが高めの人」「脂肪や中性脂肪が高めの人」「骨粗鬆症が気になる人」「便秘などお腹の調子を改善し、整えたい人」にそれぞれ向けたものになっています(詳しくは財団法人日本健康・栄養食品協会のホームページなどで知ることができます)。

 商品は冒頭で挙げたもののほかにも、「インスタントコーヒー」や「食パン」、「スープ」「味噌汁」まで多種多彩です(仕事柄、いろんなトクホを食べていますが、味は微妙なものからいけるものまでいろいろだと思います。ただし、お値段がトクホではない同じ種類の製品と比べると高めになっているケースが多いです)。

 専門家によると、トクホが向くのは「高血圧症と診断されなくても、血圧が高め」といったグレーゾーンの人たちだそうです。

 体に役立てるためには、一定期間、同じ商品を続けることだと言われます。最低1ヵ月程度は摂り続けたほうがいい、という意見もありました。

 血糖値や血圧の検査をあらかじめしておき、トクホを一定期間続けた後に、数値がどう変化したかを見ていくことができれば、さらに理想的です。

 ちなみに私の知り合いの中年男性は、血圧が高めだったので、これにいいというトクホの飲料を飲み続けたところ、血圧が下がり、安定してきたとのことで、習慣にしています。

 もちろん、トクホは食品なので、健康な人が食べても問題はありません。一方、すでに病気がある場合はトクホだけでは治らないので、医療機関での治療になることは言うまでもありません。

狩生聖子

狩生聖子=医療ジャーナリスト。著書に『ぐっすり眠る! 37の方法』(宝島社新書)などがある

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