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ハセ博士のヘルシー情報最前線(30):ビールのホップに白髪予防効果

 暑さが本格的になっていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか? こんな時は、ビアガーデンが一番ですね。そこで今回は、ビール党の人が喜ぶお話です。

 ビールの原料であるホップから抽出した成分に、毛髪周辺の色素細胞を活性化させ、白髪化に関わる遺伝子を制御する効果があるそうです。

 これは、資生堂の研究で明らかになったもので、将来白髪予防効果のある育毛剤の開発につながるものだそうです。

 ヒトの毛髪の色は、皮膚と同様にメラニン色素によって決まるのですが、老化などによって色素細胞の活性が低下すると、増殖が正常に行なわれなくなり、白髪なります。

 この色素細胞の働きには、MTTF(Microphthalmia-associated transcription
factor)遺伝子の働きが重要で、今回の研究により、ホップの成分にMITF遺伝子を活性化させる効果があることが分かりました。

 成分を詳しく調べたところ、植物の黄色の色素である「キサントフモール類」とビールに苦みをつける「イソフムロン類」に、MITF遺伝子を活性化させる効果があったとのことです。

 今までもホップの成分には血糖値を抑える効果や骨密度の低下を抑える効果があることが知られていますが、白髪予防の効果が追加されたことになります。

 資生堂では今後、これらを用いて白髪化防止効果のある育毛料の開発を進めるということですので、われわれ中高年で白髪交じりのビール好きな人には結果が楽しみです。

ハセ博士=薬学博士。国立大学薬学部や米国の州立大学医学部などで研究・教官歴がある。現在、製薬企業で研究に従事している

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