アンチエイジングニュース

 シミやアザを治療するための「レーザー治療」が医療機関で行なわれています。レーザー治療は、正常な組織にはダメージを与えずに、シミやアザがある病変部だけを治療します。レーザー治療は20年以上の歴史があり、適正なレーザーの出力量や治療方法が確立されている安全な治療法ですが、患者側のアフターケアが適切でないと、副作用を引き起こすことがあるので注意が必要です。レーザー治療機器を多数とり扱っているジェイメック(NPO法人アンチエイジングネットワークの協賛企業)に、レーザーによるシミ治療を受けた際の注意点を聞きました。

 

一番発生しやすい副作用とは

 レーザー治療後に一番起こりやすい副作用は「炎症性色素沈着」です。これは、レーザー治療後の数週間目から起こることが多く、メラニンが過剰に増殖し、皮膚が黒ずんでしまうものです。「強い炎症が長く続くこと」が原因で起こると考えられています。シミやアザを消すためにレーザー治療を受けたのに、逆に皮膚が黒ずんでしまってはレーザー治療を受けた意味がなくなってしまいます。

 

炎症性色素沈着を防ぐには

 この「炎症性色素沈着」を防ぐには、炎症を抑え、メラニンの過剰生成を防ぐことが重要です。ジェイメックは、色素沈着を防ぐポイントとして以下の項目を挙げています。

(1)治療後の炎症を抑えできるだけ刺激を与えない
(2)処方された薬の外用や内服を行なう
(3)ひっかいたり患部に刺激を与えたりしない
(4)かさぶたを無理やりはがさない
(5)メラニンの過剰生成を防ぐ
(6)日焼け止めや美白剤を使用し、刺激になる紫外線をカットする

 

レーザーによるシミ治療を受けた場合の経緯

それでは、レーザーによるシミ治療を受けた場合の経緯を説明しましょう。

レーザー照射

治療部位が茶褐色になり、シミは治療前よりもいったん濃くなります

  • かさぶたができるまでは、治療部位を乾燥させないように、医師に処方された軟膏をしっかり塗り、絆創膏やガーゼで10日程度覆っておいてください。
  • 湿潤状態を長期間保つことで、ダメージを受けた組織の修復が治療で促進され、副作用が起こりにくくなります
  • 絆創膏を交換する際は、ゆっくりとはがしてください。一気にはがすと修復された皮膚も一緒にはがれて、色素沈着を残したり傷跡になってしまったりする場合もあります
  • 軟膏を塗る時は強くこすらないようにしましょう

 

かさぶたができる

レーザー治療後3〜5日でかさぶたができます

  • かさぶたは絶対にはがさないでください。かさぶたを無理やりはがすと、炎症が長引いて色素沈着を起こしたり、修復された皮膚が一緒にはがれて傷跡になってしまうことがあります
  • 治療部位にはかいたりこすったりなどして刺激を与えないようにしてください

 

かさぶたがはがれ、薄い皮膚ができる

治療後1〜2週間でかさぶたが自然にはがれ落ち、はがれたあとは薄い皮が張り、ピンク色の状態になります

  • 日中は日焼け止めを使用して、紫外線の刺激を防いでください。美白成分配合のクリーム(ナノHQクリーム)を使用するとよいでしょう
  • 治療部位は乾燥しやすくなっているので、しっかりと保湿をしてください
  • AHAや高濃度ビタミンCなど、刺激のある化粧品を使用している方は、使用再開時期を医師に相談しましょう

 

周囲の皮膚となじむ

ピンク色だった皮膚が厚くなり、周囲の皮膚となじみます

  • 治療後3ヵ月は日焼けをしないよう気をつけ、日焼け止めと美白成分入りのクリームを使い続けることをお勧めします

 

レーザーによるシミ治療を成功させるには、治療をした医師の指示通りにしっかりとアフターケアを行なうことが重要です。(AANウェブ編集部・松本理恵)

協力:ジェイメック

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