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ハセ博士のヘルシー情報最前線(26):ハンバーガーやステーキ好きの人は要注意

慢性関節リウマチ(RA)は、国内で約70万人の人が悩んでいる深刻な自己免疫疾患です。しかし未だに原因がはっきりしないため、治療方法は明確ではありません。

 ところが、ハンバーガーやステーキなどの赤身の肉が好きな人は、関節リウマチになる危険率が高いという報告が、リウマチ学会誌(Arthritis & Rheumatism, Volume 50, Issue 12 , Pages 3804-3812)に報告されていますので、今回取り上げます。

 この研究はマンチェスター大学の研究者らが行なったもので、関節リウマチと診断された88人の患者さんと、176人の健康な人の関節を調べたところ、赤身の肉を多く食べる人はリウマチになる確率が2倍高いことが分かったということです。

 このような高たんぱく質食の人は関節リウマチの危険率が増加していましたが、飽和脂肪酸などの高脂肪食ではそのような危険率の増加はなかったそうです。

 この結果から、赤身肉を大量に取ることは、関節リウマチ特有の発症予測のリスクファクターになるのではないかとされています。

 その理由についてははっきりとは分かっていませんが、赤身に含まれる大量のコラーゲンを食べ過ぎると、抗コラーゲン抗体を産生しやすくなり、その結果として関節リウマチのリスクが高まるという可能性が考えられるそうです。

 また、未だ同定されていないウイルス感染によって関節リウマチが起こるのではないかという説が以前からありますが、肉食が何らかの感染を引き起こしているかも知れないとしています。

 皆様、肉食もほどほどになさるのがよいかもしれませんよ。

ハセ博士=薬学博士。国立大学薬学部や米国の州立大学医学部などで研究・教官歴がある。現在、製薬企業で研究に従事している

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