アンチエイジングニュース

ハセ博士のヘルシー情報最前線(22):健康食品の有効性を調べるには

 国立健康・栄養研究所が発表した、健康食品の有効性に関する報告です。

(1)健康食品に含まれる成分の有効性や安全性の情報を集めたデータベースをホームページ(http://www.nih.go.jp/eiken/)で公開しています。

 イチョウやウコン、カテキンなどの健康食品に含まれる100以上の成分についての有効性や問題点などを、一般の人にも理解できるようにまとめられています。

 また、最近話題になった、「にがり」成分である塩化マグネシウムに、ダイエット効果が認められないことなども詳しく述べられています。

 厚生労働省によりますと、「商品そのものの安全性を証明するものではないが、健康食品を使う時の目安に役立ててほしい」としていますので、ぜひご覧になってください。

(2)特定保健用食品を2種類食べても、相乗効果が出ない場合があります。

 同じような効果を持つ特定保健用食品2種類を食べても、その組み合わせによっては相乗効果が出ない場合があることが、報告されています。

 スーパーなどの食品コーナーで、「体脂肪が付きにくい食用油」や「コレステロールの排泄を助ける豆乳」、あるいは「脂肪を付きにくくするカテキン緑茶」などをよく見かけます。

 そこで、血清コレステロール値が高めの中高年に、これらの食用油と豆乳、食用油とカテキンの組み合わせを数週間ずつ試してもらったそうです。

 その結果、食用油と豆乳の組み合わせでは、食用油だけを摂取した時よりも悪玉のLDLコレステロールの吸収が抑制されましたが、食用油とカテキンの組み合わせでは、摂取の前後でほとんど変化がなく、単独で摂取する以上の効果はみられなかったというものです。

 最近の健康食品ブームで、複数の種類を安易に食べ合わせる人が多いようですが、その効果や安全性は十分検証されていませんので、ご注意ください。

ハセ博士=薬学博士。国立大学薬学部や米国の州立大学医学部などで研究・教官歴がある。現在、製薬企業で研究に従事している

  • facebook Share
  • Tweet
  • LINE

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう
最新記事をお届けします

カテゴリ一覧