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薬剤師に聞く薬の知識(2):薬とカフェイン入り飲料の飲み合わせ

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 コーヒーや紅茶にはカフェインが入っている。カフェインが眠気の防止などに役に立つことはよく知られているが、たくさん摂り過ぎると「イライラする」「頭痛がする」というあまり好ましくない作用もある。薬剤師の小川重行さんに「薬」とカフェイン入り飲料との飲み合わせについて教えていただいた。

【カフェイン入り飲料との飲み合わせに注意が必要な薬】薬

コーヒー・紅茶と胃腸薬(H2ブロッカー)
 胃腸薬(H2ブロッカー)とカフェイン入り飲料を一緒に飲むと体内からカフェインの排泄が遅れ、「心臓がドキドキ」したり「気持ちがイライラ」したり、場合によっては「全身に痙攣」が起こることがあります。

コーヒー・紅茶と精神安定剤
 精神安定薬に使われている鎮静効果のあるダイアゼパンを、カフェインの入った飲料と一緒に飲むと、カフェインが薬品の効果を打ち消して、「効かなくなる」ことがあります。

コーヒー・紅茶と喘息薬(テオドール)
 喘息薬のテオドールは、副作用として「心臓をドキドキ」させたり、「気持ちをイライラ」させたりします。カフェインも同様の副作用を示します。そのため、この2つを一緒に服用しますと、相乗効果によって「ドキドキやイライラがひどくなり、汗が止まらなくなる」ことがあります。

コーヒー・紅茶と抗精神薬(クロルプロマジン)
 カフェインの入った飲み物と抗精神薬(クロルプロマジン)を一緒に飲むと、薬品とカフェインが「腸管の中で吸着し、沈殿物になり、体内に吸収されにくく」なります。そのため、「効き目が悪くなる」ことがあります。

 カフェインは、コーヒーや紅茶のほか、緑茶や栄養ドリンク剤にも含まれている。食後、食卓にある緑茶で薬を飲んだり「元気になりそうだから」と栄養ドリンクで「薬」を飲んだりすることは避けたい。次回は、身体に良さそうなイメージのある天然ジュースの中に、薬に重大な影響を与えるものがあることを紹介したい。(AANウェブ編集部・松本理恵)

小川さん お答えくださった方:グリーンクロス・コアの介護支援専門員・薬剤師、小川重行さん。調剤薬局を併設したドラッグストア「Welcia」の後進薬剤師の指導にあたるほか、病院や薬局に置いてある『月刊ことぶき』(寿出版)で「ことぶき流健康生活」を連載中。

取材協力:ビックヤマト

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