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現在、さまざまなミネラルウォーターが発売されている。そのひとつ海洋深層水を原料としたものは、その名の通り深海から取水し、塩分を取り除いたもので、海洋深層水のメーカーや大学医学部によってさまざまな研究が行われている。

今回、海洋深層水を原料とした健康飲料「天海の水」のメーカーである赤穂化成(本社・兵庫県赤穂市)技術開発部部長の中川さんに、高知大学医学部などの研究機関が「天海の水」を使って研究を行なった結果と飲料の摂取方法についてお聞きした。

海洋深層水とは、水深200メートル以上の海水のことである。赤穂化成の「天海の水」は、高知県室戸沖の344メートルの深海から海水を汲み上げ、塩化ナトリウムを取り除き、硬度を調整したミネラルウォーターだ。海水中のマグネシウムやカルシウム、カリウム、亜鉛などのミネラルを豊富に含んでいる。

この「天海の水」は、硬度250、1000、1500があり、飲むだけでミネラルを補給できるとのことだ。ちなみに硬度とは、水の中に含有するカルシウムとマグネシウムの量を表し、それらミネラル分が高い水を「硬水」という。

赤穂化成は海洋深層水を原料とした健康飲料の効果を検証し、以下のような結果を発表している。

1年間継続して飲用したところ、約7.8ppmであった人の毛髪中のアルミニウム濃度が約5ppmの正常範囲に改善された。
毎日500ミリリットル、1年間の継続飲用により、アトピー性皮膚炎患者8人中5人の方の血清総lgE値(※)が改善した。
※血清総lgE値とは、アレルギー反応の強弱を示す数値のこと。
遺伝性白内障SCRラットによる実験では、飲用により白内障の発症遅延がみられた。
高脂肪食摂取後60分時、120分時に血液を調べたところ、脂肪粒子「カイロミクロン粒子」の血中濃度が、水道水を飲んだ人に比べて低かった。
硬度1000の「天海の水」を飲用後、血液流動性は飲用前と比べ約16パーセントも改善した。
赤穂化成と共同研究を行なっている高知大学医学部の発表によると、52人中32人の便秘症状の改善がみられたほか、末梢血流や腸管血流の改善、消化管機能の改善、低濃度域CRPの改善、微量元素および電解質の正常範囲での変動、鉄動態と貧血に改善傾向、免疫反応の向上がみられたとのことだ。

では、1日の最適な摂取量はどれくらいなのだろうか。中川さんによると、マグネシウム補給の観点からみて、硬度1000の場合、1日におよそ500ミリリットル(コップ2~3杯)がおすすめだという。

もちろん料理に使用してもよい。赤穂化成が調理に使用してみたところ、

◎硬度250で牛肉のスープストックを作成すると、水道水で作成するよりも、うま味成分のグルタミン酸と甘み成分のアラニン、牛肉のエキス分がスープ内に多く抽出されたとの結果がみられた。同じ調査を硬度1000でも行なったが、硬度250の方がエキス分、うま味成分ともに多く抽出された。

◎シチューを作った場合は、硬度が高いほど野菜の煮くずれが抑えられた。

◎パンの生地を作って焼いたところ、パンが最もよく膨らんだのは硬度1000で、その次が硬度250、水道水の順との結果が出た。

以上の結果から、料理には硬度250が向くとのことだ。

とはいえ、誰でもミネラル分が多い水を摂取していいというわけではない。「腎臓の機能が低下している方と乳児は飲用を控え、医師による食事制限を受けている方は医師に相談して欲しい」とのことだ。

マグネシウムやカルシウムなどのミネラルは身体の中では作り出せないので、食事などで身体に摂り入れなければならない。海洋深層水を原料とした飲料を生活の中に取り入れて、不足しがちなミネラルを手軽に摂取しよう。(AANウェブ編集部・松本理恵)
天海の水
取材協力:赤穂化成

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