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ラ・プレリー(1):世界最高峰のアンチエイジング施設に足を踏み入れると……

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 「クリニック・ラ・プレリー」をご存じだろうか。スイス・モントレーにあり、世界最高峰のアンチエイジングクリニックである。神秘のベールに包まれる「クリニック・ラ・プレリー」に私たちは迫った。

 スイスのジュネーブ空港に到着する。やはり少し肌寒い。ジュネーブ空港はどことなく頼りない印象である。その頼りなさを消してくれるような笑顔で迎えてくれたのが、今回の目的地「クリニック・ラ・プレリー」の日本代理店の岩崎さんだ。

レマン湖、山々 「空港から電車で1時間ほど行くと『クリニック・ラ・プレリー』の街モントレーです」。こう言って、空港の雑踏の中を電車の乗り場へと案内してくれた。「少し走れば、湖畔や山が眺められるきれいな景色が続きますよ」という説明の通り、レマン湖を手前に、雪化粧をした山々をその奥に眺める車窓からの景色は、私たちの目にとても優しい。

ヘップバンやチャップリンゆかりの地を過ぎて

 「ここは、オードリー・ヘップバンが晩年暮らした町ですよ。そしてチャップリンも」「ほら、ここからモンブランが見えますよ」。電車が駅に停まるたびに、岩崎さんはその土地にまつわる話をしてくれる。どの駅も何だかとてもゆっくり、そしてゆったりとした時の流れを感じさせてくれる。

 目的地モントレーに到着した。とても素朴な小さな街だ。この町が年に1度にぎわうのはジャズフェスティバルの時だという。去年は坂本龍一さんも参加して大変な盛り上がりをみせたそうである。そんな、普段はひっそりとした小さな街に「クリニック・ラ・プレリー」はあった。

 日本では化粧品としての方が有名な「ラ・プレリー」だが、ここ「クリニック・ラ・プレリー」は、「医」と「美」の二本柱を中心とした世界最高峰のアンチエイジング施設だ。

クリニック・ラ・プレリー 入り口は想像を裏切って素朴でこじんまりとしている。その奥は宿泊者が利用するダイニングに続いている。

 ここでの食事は、綿密なカロリー計算だけではなく、見た目も味も皿の上での“芸術”そのものである。世界各国から来院するそうそうたる顔ぶれの顧客を納得させる「食」は、ここでの楽しみのひとつだ。現在、客室を24室から48室に増設する工事が進められている。また、プールとジェットバスを新設してのタラソセラピーの施設が登場するという新館完成も楽しみだ。

 近所の人たちは外来として利用できるのだが、世界各国から“若返り”を求めてやってくる患者さんたちへの治療がメインプログラムだ。1週間のコースでは、初めに血液検査などのチェックをして、それぞれに合うプログラムが組まれる。

健全なライフスタイルを取り戻す

 最終的に患者が健全なライフスタイルを取り戻すのが目的とされる。実際には、施術が終わった2~3ヵ月後に「何だか体調がいい」「周りの人から『元気になったね』と言われる」といったふうに効果を感じることが多いという。

 「クリニック・ラ・プレリー」独自の抽出法(CLP抽出法)で羊の胎児の肝臓から抽出された細胞を1週間滞在する間に胎盤に2度注射する。これは原則として細胞の減少が激しい40歳以降の人にのみ施術されるもので、1931年にニーハンス博士によって創立されて以降「クリニック・ラ・プレリー」の代名詞となっている治療だ。かつて病気のローマ法王にこの胎盤注射を行ない、体調回復に貢献して以来、その名を世界的に確立したというものだ。

客室 豪華なスイートルームやレストランをはじめ、施設内のさまざまな場所を案内してもらった。館内の説明をしてくれたヤイールさんがこんなことを話してくれた。

85パーセントがリピーター

 「世界各国からの著名人を顧客に持つことで有名な『クリニック・ラ・プレリー』ですが、私たちを利用してくださる方々は必ずしも経済的に裕福な方ばかりではありません。日々の生活を節約し、ここを訪れるために計画的に貯金をしてくださっている方々も少なくありません。胎盤注射の効力は1年半から2年の周期でリピートしてくださるのが理想的です。ここを訪れる人の85パーセントの方がリピーターになってくださっていることが、私たちが皆様のお役に立っていることの証と言えるでしょう」

 廊下ですれ違う患者さんは確かに肌がつやつやしている。そして生き生きとした表情をしている。「患者」という表現がとても不似合な彼らには、自ら美しく時を重ねることを選んだ意志と誇りさえ感じる。期待と不安を抱きつつ足を踏み入れた“若返り”の施設「クリニック・ラ・プレリー」のベールが少しずつはがされていく感じがした。(AANウェブ編集部・竹村貴美子)

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