アンチエイジングニュース

皆さんのご自宅にはマッサージチェアがあるだろうか。
3月24日、マッサージ専門メーカーファミリー株式会社の新作発表会にお邪魔した。デザインを徹底してこだわった新商品に相応しく、会場もモダンな雰囲気であった。

今回紹介されたのは、yUMEROBO(ユメロボ)。海外国内共通ブランドであるINADA CHAIRとして2010年4月より発売される。INADAブランドは、1980年代にヨーロッパで産声を上げ、ヨーロッパ・アメリカを経て今年ついに中国に上陸する。
創業から47年間、マッサージチェアを専門に開発してきたファミリー株式会社。創業当時はお風呂屋さんで大活躍だったマッサージチェアが、今では国内約4000万世帯の20%の家庭に普及。同社取締役社長の稲田二千武は、今後1家に1台の普及を目指して取り組みを続けていく考えだという。
マッサージチェアは、日本が生んだ唯一の健康製品。同社の製品は60カ国で販売されており、売上げの35%は海外マーケットが占めている。更なる海外シェア拡大に向けて、世界が注目する上海万国博を皮切りに最大市場の中国に本格進出する。

■yUMEROBO FIC-R100■
2000年のメディカルチェアからホリスティックチェアへ。予防医学を基に作られたマッサージチェア。手もみ感覚で体をほぐし疲れを取ること、ゆりかごのリズムを研究し心の癒しを追求。ホリスティックとは、全体を意味し、体・心・空間をコンセプトに開発された。
「マッサージチェアの価値は気持ちが良いこと」と話す稲田社長。気持ち良くなるとα波が高まり、自然治癒力も高まるのだ。α波とは、集中力が高まっているときやリラックスしているときに強く出てくる。それにより脳が活性化されひらめきが生まれやすくなる。

■yUMEROBO FIC-R100の特徴■

1.業界初!ロッキング機構
 業界初のロッキング機能で、これまで体験したことのない夢心地の揺らぎを実現
 最高のくつろぎ空間を作るため「ソファ×ロッキングチェア」という視点で形にした。
 オートマチックにロッキング動作をするゆりかごのような揺れで心の癒しを追求。
2.業界初!脚ほぐし機構
 メカとエアーのダブルの動きで「ほぐす」という手もみ感覚を実現
 従来のフットレストは、エアーバックで脚を包み込むもみ動作を行っていたが、
 yUMEROBOはエアーバックで脚を包みながらメカで動かし回転させることで
 ほぐす動作を実現
 フットレストに足裏をのせることで、足裏をほぐすこともできる。
3.業界初!首ストレッチ枕ユニット
 枕に搭載されたエアーバックで首部分のマッサージ・ストレッチを行う。
 肩上部へのもみ動作・首の付け根の指圧に加え、首のひねり・伸ばし動作で
 ストレッチ感覚を実現
4.LEDの光のデザイン
 フットレストのサイドパネル・リモコンにLEDを内蔵。
 光のイルミネーションがゆらゆらと変化。
 やさしい光で視覚・空間からも癒しを提供

■デザイン■
「日本の家電が窮地に陥っているのはデザインに課題があると感じていた」と稲田社長。世界に通用するデザインを手がけたのは、イタリアをはじめ国際的に活躍する喜多俊之氏。「オリジナル製品を生むことが大切。中国では、デザインは国家資源と認識されているので、デザインが良くないと見向きもされません。ハイテクノロジーでハイセンスが一流製品となりうるのです」と喜多氏。
以前のマッサージチェアは、インテリアに合わない重たいイメージであった。yUMEROBOは、インテリアの主役になることを目標に、どの国のインテリアにもマッチするよう色彩の原点に戻り、色を白・黒・赤の3色にした。また、脚の部分でテクノロジーを表現。
試行錯誤しながら誕生したyUMEROBOは喜多氏の自信作となったのだ。

■体験■
記者も実際に体験してみた。写真を見ていただきたい。頭につけているのは脳波を測定するもの。これで、緊張度とリラックス度を測るのだ。最初は緊張度が高かった記者もすぐにリラックス度がマックスに。
ゆっくりとリクライニングし、まるで赤ん坊に戻りゆりかごに揺られているような気分になった。
自動で体のサイズを測定し、自分の首や肩の位置に合わせてマッサージが始まった。
記者はよく量販店でマッサージチェアを使用することがある。しかし、マシンでありながら人に肩をもまれているのと同様な感覚を味わったのは初めてであった。首・肩を気持ちよくほぐされ、仕事も忘れて眠りにつくのではないかと…。
また、歩き疲れた脚もやさしくもみほぐされた。痛みも感じず、手もみを感じられるマッサージチェアであった。
身長も184cmまでの方なら使用でき、脚の長い方のためにフットレストでサイズも変えられるそうだ。
ぜひ一度yUMEROBOを体験し、購入を検討されてはいかがだろう。

●ファミリー株式会社 

(AAN WEB編集部 渡辺仁美)

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